管理職に求められる本当の能力とは?
私は一部上場企業で働く管理職。
この立場になって初めて管理職に求められる能力が分かった。
この記事では管理職に求められる本当の能力について説明する。現在管理職の人はもちろん、今後管理職になりたい人にも有用な記事になっている。
一般社員と管理職の違い
一般社員と管理職とでは仕事の内容はかなり違うように見えて、本質は実は同じである。
一般社員は上長から依頼されたタスクをこなす。
管理職も自分より上の立場の人から依頼された業務をこなしているに過ぎない。
大きな違いは任される仕事の具体性である。
一般社員はかなり具体的なタスクを任される。一方で管理職は曖昧なタスクを任されている。事業を成功させろ、プロジェクトをうまく回せ、のような。「具体的にどのように行動すべきか」までは指示がでない。
これがこのあと話す管理職に求められる能力の前提になる。
管理職に求められる能力
管理職は具体的な行動まで指示はされない。抽象的な指示が与えられる。
抽象的な指示はそのままこなすことはできない。実行可能なものにするためには具体化が必要。
この「抽象的な指示を、どのように具体化するか」が管理職に求められる。
具体化の仕方は人により様々である。どこまで広く考えられているか、過去未来に渡って正しく検討できているか、本当に広い視野を持って考える必要がある。
ここで具体化した内容を元に一般社員は行動することになるので管理職が負う責任はとても大きい。
どうすればより良いタスクの具体化ができるか、これを追求していくことが管理職としての能力を高めていく道だ。
おまけ
管理職が管理するのは人だけだと思っているかもしれないが、実はもっと多くのことを管理する必要がある。
仕事や目的、時には残業時間の調整によりお金の管理をすることも求められる。管理する対象は会社が扱う全てだ。
これを意識した上で管理職としての業務をまっとうしてほしい。
まとめ
管理職は本当に大変な仕事である。一般社員よりも働く時間は長くなりがちだし、目の前のことだけでなく常に多くのことを考え続けないといけない。
しかし、その大変さと引き換えに大きい自由がある。自由が故の責任に押し潰されることなく、組織を動かす立場として職務をまっとうして欲しい。